南インド・ケララ州にて10年間、アーユルヴェーダドクターのもとで勉強をしながら、多くの患者さん
の臨床にも立ち合ってきました。関節リウマチが原因で杖で歩いていたイタリア人女性が3週間後
には元気にビーチを歩いている姿、麻痺で手の指が曲がったままのドイツ人男性は、ドイツ現代医学に
通うも全く効果がなく、アーユルヴェーダによる治療で2週間後には自力で指を伸ばす事ができるように
なったという現実、アーユルヴェーダの神業を目の当たりにした経験は何ものにも勝ると思っています。
書籍で学んだアーユルヴェーダはほんの一部の知識であり実践にはかなわない、年数はかかったけれども、
こうした経験を積めたことが一番の勉強であったと、大きな確信をもっています。
アーユルヴェーダを仕事にしようと思った一番大きな理由は、数千年続いている医学体系であること、
いい加減な理由で裏付けられたものではない、またブームが起こり、いつしか消えていくものでもない、
そして日本であれば、資格をもたずとも、女性誰もが仕事として生業を立てることができると判断したからです。
今やアーユルヴェーダはグローバルにみてもホリスティック医療・エステ・リラクゼーション業界のトップクラスとして
君臨しているのだから選択は正しかったと思っています。
しかし本物でないと長続きはしない。そんな気持ちに揺り動かされ、日本で本場ケララのアーユルヴェーダを普及しようとする想いが Fathimaファティマをオープンするきっかけとなりました。私はアーユルヴェーダ医でもなければ医師資格もない、なんの権威ももっていません。でもそんな自分にも本場ケララで培った経験がある、だからその経験から学んだ多くのことを、私自身も感じた将来への不安をもった同じ女性に教えてあげたい、多くの女性の疲れた身体・心を清らかにしてあげたい、「ファティマの手」を伝えたいと、そう願っています。
ファティマ代表 アザミ知美 (写真 2005年 友人のカビタ&アンマと共に)